リンゴとオレンジ en名詞とett名詞
こんにちは!
過去の記事でett名詞とen名詞というものがある、ということをちらっと書きました。
その時はややこしかったので、リンゴはett名詞、「ett äpple」と覚える、とだけ紹介しましたが、今回はこれについてもう少しだけ詳しく書こうと思います。
いくつかの言語には男性名詞や女性名詞のように、名詞に性別(?)があるのをご存知でしょうか。
また、中性名詞のように性別が無い(?)名詞も存在します。
名詞に性別がある、と言われてもいまいちピンときませんが・・
スウェーデンの場合、男性や女性といった別れ方ではなく、en名詞かett名詞か、という区別なのだそうです。
昔(どれくらい昔かは知りませんが)はスウェーデン語も男性名詞、女性名詞、中性名詞に分かれていたそうなのですが、男性名詞と女性名詞が一緒になって今のen名詞、中性名詞が今のett名詞になった(と言われている?)、という話を主人から聞きました。
例をご紹介すると、
リンゴは「ett äpple」ett名詞
オレンジは「en apelsin」en名詞です。
(一体リンゴとオレンジに何の違いがあるというのか・・)
文章も二つご紹介します。
登場する名詞は「en flicka」「ett äpple」「kvinnan」「en apelsin」の4つです。
まず、「en flicka」は見ての通りen名詞です。英語では「a girl」になり、単数の未知形です。
「ett äpple」はett名詞ですね。こちらも単数の未知形です。
「kvinnan」はenもettもついていません。名詞の前にenやettが付くのは、単数の未知形のみなのです。「kvinnan」は未知形ではなく既知形でした。
なのでenもettもついていない、というわけです。もともと未知形は「kvinna」ですが、既知形になったとき最後に「n」が付く(kvinna→kvinnan)ような活用の場合、en名詞だと分かるそうです。
ややこしいですね。私も書いていてこんがらがってきます。なので今のところ丸暗記です。
最後に「en apelsin」ですが、en名詞ですね。
というわけで、スウェーデンにはen名詞とett名詞が存在し、さらにその名詞が(上記の「kvinnan」のように)単数か複数か、既知形か未知形かによって変化する、というわけです。
その変化が非常にややこしいのです。
おそらく、ある程度勉強して活用のパターンを学んだ方なら、ラクラクなのかもしれませんが、なんせ駆け出しの超初級なのでちょっと無理そう、と直感的に判断しました!
というわけで、現段階ではこの活用の話は置いといて、
アプリに登場した一般名詞については、en名詞なのかett名詞なのかをある程度覚えることに注力したいと思います・・・
(いずれ整理しなければいけないと思うと気が重いです)
と思いましたが・・・
「Drops」では名詞の本体部分しか表示されません。その名詞がen名詞なのかett名詞なのか教えてくれないのです。これはちょっと残念ですね。
「Duolingo」では、その名詞がen名詞がett名詞か選択する問題も出題されるので、そっちで頑張っていきたいと思います。