スウェーデン語自習室

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しょーもないこばなし ungefär

こんにちは!

先日紹介したニュース記事の中で「ungefär」という単語が出てきました。

今日はこの単語にまつわる個人的な小話を一つ・・・

 

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ほんと、くだらない小話なので、暇つぶしに読んでいただけると嬉しいです・・

 そしてバカな私を鼻で笑ってやってください。

 

「ungefär」を紹介したニュースの記事はこちら↓

 

kogurosweden.hatenablog.com

 

「ungefär」、スウェーデン語で「約」という意味の単語です。

自信満々に「ウンゲファール」と読んだところ、主人に「ウニファールだよ」と優しく直されたことから、脳裏に焼き付いている単語です。

 

先日、語学学校の授業で所謂読解の問題を解かされたのですが、その文章の中にこの単語が登場していました。

 

文章のお題は「glassbilen」、直訳で「アイス車」ですが、トラックがそのまま店になるアイス屋さんのことです。

 

長文といっても大した量じゃないんです。200単語無いくらい?

で設問が5つ。問いに対して文章の内容と合致する選択肢を選ぶ形式。

例えば、

Hur kan man betala för glassen?

どうやってアイスの代金を支払うことができますか?

  a. Bara med pengar. 現金のみ。

  b. Bara med kort. カードのみ。

  c. Med pengar eller kort. 現金かカード。

本文には

Man kan betala glassen kontant eller med kort.

現金またはカードで支払うことができます。

とあるので、正解はc。

 

という感じ。

 

いたってシンプルですし、問題も文章も難しくない。

設問の答えと直結する文がバッチリ本文中に書かれているので、テクニカルなことは何も必要ありません。

リスニングは惨敗した私ですが、読み書きはまだマシな方(だと思う)。

余裕です。

余裕 of 余裕。

 

こういうのは先に設問に目を通してから本文を読む方が、すぐに答えが見つけられるんですよ。

 

と思って設問を読んでから本文を読み進めていると・・・

 

【本文】

Den första glassbilen i Sverige kom för ungefär fyrtio år sedan.

スウェーデンで最初のアイストラックは約40年前に来ました。

Det var i Stockhoim, 1968.

それは1968年、ストックホルムでした。

 

 

はーん。

確かこれ問題になっていたぞ。

 

 

 

【設問】

När kom den första glassbilen till Sverige?

最初のアイストラックはいつスウェーデンに来ましたか?

 

 

楽勝。答え書いてた。40年前。

 

 

【選択肢】

a. För fyrtio år sedan. 40年前

b. För mer än fyrtion år sedan. 40年以上前

c. För mindre än fyrtio år sedan. 40年未満前

 

 

えっと、40年前は・・・

ん??

 

・・・ん???

 

本文、för ungefär fyrtio år sedan。

選択肢、40年"ちょうど"か"以上"か"未満"か

 

 

え、むずくない????

 

 

本文には"ungefär"と書いてあって、それが果たして39年なのか、41年なのかは解らないわけですよ。

これはスウェーデン語の問題なのか?

私今、「約」の概念問われてる???

 

 

このとき私はすごいテンパりました。

 

アイストラックが来たのは約40年前の1968年。そう、はっきりと1968年と判明している。

よく歴史の問題でありますよね。

300年前の資料が発見されているということは、少なくとも300年前にはあったということ。ただし350年前にもあった可能性は否定できない。

しかし、アイストラックは最初の出現が1968年と明確に判明している。

ということは・・

 

いや、この話し全然関係なかったわ。

そもそもアイストラックって歴史の話しちゃうし。40年って結構最近やからな。

 

 

 

落ち着け自分。問題はもっとシンプルなはず。

「約40年前」で「1968年」。

今2020年なんでもう52年前の話。と言うことは正解はb?

いや、この問題用紙(テキストの問題ページをコピーしたやつ)の印刷具合、明らかに最近のものではない。

1968年から40年、ってことは2008年。

ということは、この問題が2008年より前に作られていれば正解はc。

2008年より後に作られていれば正解はb。

 

 どっちだ・・!!!

このかすれ具合い、印刷の粗さ、挿絵のダサさ・・・

ページの端に刊行年は書いてないか・・・!?

 

くそっ!!どっちなんだ!!

 

 

結局私はbを選びました。

他の問題を解き終え、余った時間をすべてこの設問に費やし、悩みまくった挙句めんどくさくなってbにしました。

結果、bで正解でした。

 

でも、今普通に考えたらそりゃbでしょうよ。

 

今が2020年だから1968年は40年以上前?

いつこの問題を解いているかなんて関係ありませーん!

この文章は2007年に書かれたから答えは「40年未満前」のcでした!

っていう方が欠陥ですよ。

普通に考えて、「40年以上前」でいいんです。

 

でもほんと、テンパっている時って思考がおかしくなっちゃいます・・・

余計なこと考えて、そこから意味不明な方向に派生していって、結果わけわからん答えにたどり着く。

 

いやー疲れた。

 

 

でも一つだけ、

私がこんなに小さな疑問にがっつり(無駄な)思考をめぐらすようになったのは、海外で生活するようになってからです。たぶん。

というのも、自分の予想の範囲外のことがしょっちゅう起きるから。

こう来たらこう。みたいなのがうまくいかない。

1を送ったから次は2が来て、続けて3が来るからこちらは4の準備を・・・

って、2が来ない??ライブチャットで問い合わせるか。

ライブチャットが機能していない?

メールで問い合わせるか。返信ないな・・

あれ、3が来たぞ。・・・・え、2は? みたいな。

 

この原因は、相手側のヒューマンエラー、システムエラーの時もあれば、こちらが間違えている時もあって。

すべてが不安になります。言葉もそうですし、社会システムを理解していないし。

なので、あらゆるケースを「いや、そんなこと起きひんやろ」レベルで想定しておきます。

できることなら未然に防ぐ(提出物は死ぬほどチェックする)。

防げないようなことでも、起きてしまった時のメンタルダメージを最小限にするべく、心づもりだけしておく。

 

これを心掛けていた結果、今回こんな小さな疑問にまで頭をフル回転するようになってしまった、と思われます。

わかっていたことですが、「慣れない外国で暮らすということはこういうこと」ってことですね 笑

いやー疲れました。たぶんこんなに疲れたのはクラスで私だけだと思います。

 

次からはもっと落ち着けってことです!

 

 

 

以上、しょーもないお話しでした。

今日もお付き合いありがとうございました(o╹v╹o)

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