カメは食べ物なのか 複数・未知形3
こんにちは!
前回、複数形の変形ルールについて、スウェーデン語初級eラーニングのサイトを参考にまとめました。
今日は実際にどのパターンに当てはまっているのか、主に動物の名詞を例に見ていきたいと思います。
まずは前回ご紹介した複数形の変形ルールをもう一度。
en名詞
①語末がaで終わる→aを消してorをつける
②-a語末がeで終わる→eを消してarをつける
②-b語末が子音で終わる→arをつける
③語末が子音で終わる→erをつける
※②-bと③の違いは、名詞を読むときに強く読む位置が最初の方にあると②-bになる。
ett名詞
④語末が母音で終わる→nをつける
⑤-a語末が子音で終わる→そのまま
⑤-b語末がareで終わる→そのまま
まず①語末がaで終わる→aを消してorをつけるのパターンから。(単数・既知形も参考に載せています。)
このように例を挙げてみるとわかりやすいですね。
続いて②-a語末がeで終わる→eを消してarをつける
これは今のところあまりありませんでした。
どんどんいきましょう!
②-b語末が子音で終わる→arをつける
③語末が子音で終わる→erをつける
さて、ここで問題です。
②-bも③も条件としては「語末が子音で終わる」です。どのように「ar」と「er」を使い分けているのでしょうか。
上にも書いた通り、読むときに強く読む位置が最初の方にあると②-b、というのが一つ目安になるそうです。
つまり、正しいアクセントの位置をわかっていないと、どちらの活用パターンかわからないということ・・・
また、③に分類される名詞は借用語(外来語)が多いそうです。
ただし、どちらも100%ではなく、「大方区別はできる」という程度のようです。
さて、ett名詞も見ていきましょう。
④語末が母音で終わる→nをつける
これもあまり例がありませんでした。
⑤-a語末が子音で終わる→そのまま
なるほど、これで「ett名詞は「ett」をとるだけでいい」という勘違いを正すことができました!
最後、⑤-b語末がareで終わる→そのまま
このパターンの単語は、どうやらまだ私は出会っていない(もしくは忘れている・・)ようです。
このルールはen名詞でもett名詞でも当てはまるようで、代表例としては「en lärare(先生)」→「lärare」があります。
「are」とは、英語でいうところの「er」(行為者や道具を示す接尾辞)だそうで、「先生」だと「teacher」の「er」のことです。
注意したいのは、一見「e」(母音)で終わっているように見えるため、②-aや④と混同しそうになる点です。
そして、どこにも当てはまらない不規則変化の名詞もありました。
これはどうやら覚えるしかないようです。ただ、数は数十個に限られているそうなので、いずれまとめたいと思います。
さて、一通り見ていきましたが、最後に「Duolingo」の複数形セクションで登場したちょっとびっくりする例文をご紹介します。
Jag äter inte sköldpaddor.
私はカメは食べません。
「私は」っていうか、一体誰が食べるというのか・・・
一度だけドキュメンタリー番組でウミガメを食べる部族を見たことがありますが。
スウェーデンでは食べるんでしょうか。
複数形の変形ルールを見ていたのに、別のことが気になってしまう。