例文で慣れる 複数・未知形4
こんにちは!
前回までで複数形のルールを一通り見てきましたので、今回はひたすら例文をご紹介しようと思います。
なるべく多くの例文に触れて早く慣れたいところですが、単純にパターンに当てはめるだけではうまくいかない・・・?????
5つのパターンをもう一度掲載しておきますね!
en名詞
①語末がaで終わる→aを消してorをつける
②-a語末がeで終わる→eを消してarをつける
②-b語末が子音で終わる→arをつける
③語末が子音で終わる→erをつける
※②-bと③の違いは、名詞を読むときに強く読む位置が最初の方にあると②-bになる。
ett名詞
④語末が母音で終わる→nをつける
⑤-a語末が子音で終わる→そのまま
⑤-b語末がareで終わる→そのまま
最初は「犬」と「猫」の例文です。
「犬(en hund)」はen名詞、語末は子音で終わっています。
「猫(en katt)」もen名詞、語末が子音で終わっています。
が、en hundは「ar」をつけて複数形に(②-bのパターン)、en kattは「er」をつけて複数形に(③のパターン)していますね。
②-bと③を区別する方法として、アクセントの位置と借用語かどうか、というのがありましたが、どちらも100%判別できるものではない、と前回ご紹介しました。
これはまさに判別できていないパターンなのでしょうか、アクセントの位置は「kaですし、借用語ではないと思うのですが。。
「猫の複数形はkatter」とそのまま覚えてしまった方がいいかもしれません・・
前途多難ですね・・
動物つながりでこちら。
「鳥(en fågel)」はen名詞、語末は子音ですが、何やら単数の時に存在した「e」がなくなっています。(en fågel→fåglar)
確かに②-aパターンでは、語末の「e」をとって「ar」をつけるルールですが(例「en pojke →pojkar」)、これは「e」が最後に来る時だけでは??
どうやら、最後に来る母音が「e」であれば②-aになるパターンもあるようです・・
続いては 手紙と新聞です。
「手紙」は「ett brev」、ett名詞でした。語末が子音で終わっているので、単数形と同じ形です(⑤-a)。
一方「新聞」は「en tidning」、en名詞で語末は子音で終わります。③になりうる単語は、「共生の位置が第一音節に来ない(アクセントが前の方にない)」ものでしたので、tidningは該当しません。(発音をきちんと勉強していない私には説明が難しいですが・・ぜひ一度翻訳アプリ等で音声を聞いてみてください!)
なので、②-bということになり、「ar」が付きます。
「手紙」、「新聞」ときて、「本」はどうでしょうか?
これは不規則・・?
不規則変化の特徴として、ウムラウトが出現する、というのがあるようです。(今のところ100%の確立。3つしか見てないけど。←)
「flera」は英語の「several」、「いくつかの」という意味です。
ふと、「いくつか」ってどれくらいなんだろう、と思って調べてみると、どうやら「a few」より多く「many」より少ない数だそうです。
じゃあ「many」はどれくらいなんだ?
最後に否定を交えたこちらの例文。
「Pojken」は単数・既知形です。複数形じゃないですよ!間違えそうになりますね!
否定をあらわす「inte」は動詞の後ろでした。
「リンゴ(ett äpple)」はett名詞、語末が母音で終わるため最後に「n」をつけます。④のパターンです。
自分としては、慣れてきたような気がせんこともないです。
スウェーデン語の文章をみて、名詞の最後が「r」で終わっているか、「en」も「ett」もついていなかったら、なんとなく複数形なのかな?って感じです。
(同じように、名詞の最後が「n」で終わっていたら既知形なのかな?って感じです。)
なので、日本語からスウェーデン語にはまだできそうにありません・・・
うすうす気づいてはいましたが、5つのパターンとか言いつつ、-aとか-bがあるので、実質7つでは・・・?
しかも「katter」や「fåglar」やら、いまいち腑に落ちていないところがまだあります。
進めていくうちに慣れてくるんでしょうか・・・?????