形容詞活用の8つのパターン 形容詞2 後編
パターンの解説、後編です!
ようやく「色」の単語にもたどり着きますが、なかなか長い道のりです。
スウェーデン語初級eラーニングに登場する形容詞も、ついでに覚えたいところですが、そんな余裕があるかしら?
前回の前編では、大阪大学が無料公開している学習コンテンツにまとめられている、形容詞活用ルールのパターンの1~3をご紹介しました。
後編の今回は、パターン4~8と、「色」の単語がどのパターンに当てはまるのか、をご紹介します。
「色」の単語を学習した時の記事はこちら↓ 「割といける」とか言った自分を殴りたい
ルール一覧
その4. 子音+d で終わる / その5. 子音+t で終わる
子音とは、母音以外です!←
母音は前半でご紹介した通り「」でした。なので、それ以外と考えて問題なさそうですね。
パターン4、「hård」ですが、子音「r」+「d」で終わっていますね。
パターン5、「kort」も、子音「r」+「t」で終わっています。
この時、基本ルールからどのように外れるか、というと
ett名詞のとき、「d」/「t」が取れて「t」が付きます。
パターン5は、つまりはen名詞の時と変わらない、ということですね。
その6. 強勢のない -ad で終わる(過去分詞)/ その7. 変わらない
まずパターン6から。
強勢とは前編のパターン1でも登場しました。単語のどの部分を強く読むか、です。
強勢がない、ということは、単語のどの部分も強く読まない。
(発音については是非!読み上げアプリ等で実際に聞いてみてください!!)
そして単語が「ad」で終わるとき、パターン6になります。
例にある「målad」、「塗られた」、英語でいうところの「painted」です。
過去分詞、と聞いて英語の授業をやんわり思い出された方もいるかもしれません。
何かというと、もとは動詞だったのが「~られた○○」という感じで、○○という名詞を修飾する、形容詞的な役割を果たしている、ということです。
この 「målad」も、「måla(塗る)」という動詞がもとになっています。
これがパターン6の特徴です。
このパターン6の時に何が変わるかというと、
ett名詞のとき、「d」がとれて「t」が付く
複数形のとき、「a」ではなく「e」が付く
この2点です。
そしてパターン7。一見、「長母音で終わる」パターン2に当てはまるように見えますが、これはこの「bra」という単語特有のパターンです。
その活用は「変化しない」!
素晴らしい!好き!!
その8. その他
最後にパターン8。今まで紹介したどのパターンにも当てはまらないような、活用の変化をする単語たちです。
これは丸暗記が必要です。
「gammal」は複数形の時に「gamla」になります。「m」が一つ減りました。短くなるのは大歓迎。
「liten」はett名詞の時に「n」が取れてお「t」が付きます。
それは別にいいんですが、複数形の時にもはや別の単語になる・・・
これは、反則では??????
いくらなんでも自由すぎやしませんか。
「色」の単語一覧
さてと・・・
ようやくここまでたどり着きました。
パターン1~8まで。
パターンの区別は大変ですが、実際何が変わるか、という点は意外とシンプルでした。(ただし「liten」、お前は別だ。)
では、「色」の単語たちがそれぞれどのパターンに当てはまって活用されていくのか、まとめて見ましたのでご紹介します!
いかがでしょうか。
パターン0、基本ルールで活用される単語が多く、また何も変化しないパターン7の単語も結構あります。
まだ上記の11単語しか見ていないので、何とも難しいところですが・・・
まとめ
ここまでやってみて、個人的には
パターンの区別を覚えて、一つずつあてはめて活用を理解していくよりも、
頻出単語の活用形を暗記した方がいい
と思いました。
理由は、パターンの見分け方が難易度高いかな、ということと、
おそらく、自分がよく使う形容詞の数はそこまで多くないだろう、と思うからです。
まあ、どちらにせよ、私はひたすら「Duolingo」をやっていくのみ・・・
というわけで、次回からようやく「Duolingo」の例文を紹介します!
やっぱり実際の使用例をみながらやる方が楽しいですね!
(ただし、形容詞はもう一つ重要な用法があるので、それはまた次回以降まとめていきます。頑張ります!)