複数形と謎の人物「sin」 所有格2 2020/11/11追記あり
こんにちは!
今回は所有格の続きをやっていきます!
前回、修飾する名詞がen名詞かett名詞かによって所有格も変化する(変化しないものもある)、ということをご紹介しましたが、変化の条件はそれだけではありません!
まずはこちらの例文をご覧ください。
「あなたの」をあらわす「din」は、修飾する名詞(ここでは「子供」)がett名詞のため、「ditt」に変化していますね。
これが前回までの内容でした。
では、こちらの例文はどうでしょうか。
「あなたの」をあらわす語は「din」でも「ditt」でもなく、「dina」に変化しています。
急に知らないヤツ出てきましたね!びっくりです!
察しのとおり、修飾する単語が複数形の場合、所有格も変化するのです。
ということは、冒頭の表は本来こうなるわけです↓↓
変化の仕方としては、en名詞を修飾するときの形に「a」を足すだけです。
また、「s」で終わる所有格(色付け部分)は、前回同様変化しません。
もう一つ例文を見ておきましょう。
こちらも修飾する名詞が複数形のため、「私たちの」をあらわす語は「vårt」ではなく「våra」になっています。
ちなみに、名詞がen名詞であってもett名詞であっても、複数形であれば所有格の変化は同じになります。
いかがでしょうか。同じ活用の話をすると、名詞の活用に比べればシンプルな気がします!
最後に重要な補足です!
実はもう一つ、「sin」というヤツがいます。
これは、「再帰代名詞」と呼ばれるそうで、私が理解した範囲で解説しますと、
1.ある条件下で、「彼女の(hennes)」、「彼の(hans)」、「彼らの(deras)」、「それの(dess)」に置き換わる。
2.ある条件とは、「その文章の主語が所有していることを表すとき」と
3.「修飾される名詞が主語とならないとき」がある。
4.「sin」も修飾する名詞が、en名詞か、ett名詞か、複数形か、によって変化する。
ということです。
自分で書いてて、よくわからないですね(笑)
これは英語で書かれた文法書を、頑張って解読した結果得られた情報なのですが、、
なるほど、難しいですね。なんか、わかったようなわからんような、そんな感じです。
文法書から引っ張ってきたので、知らない単語がわんさか出てきて、例文としてどうなのかな、、とも思いましたが、一番気になったのは「ペル」っている名前が北欧では一般的、という点でしょうか。←
というわけで、冒頭の表の最終形態がこちらになるわけです。
最初はあんなにスマートな表だったのに。実物はこれ。
写真ではかわいかったのに、実物は・・・?????と同じ気持ちですね。
長くなってしまいましたが、所有格は今回で終了です!
活用の変化の仕方は割とシンプルだったので大丈夫そうですが、自分で文章を書くときはやはり考えなければいけないことが多いですね・・
ゆっくりならまだいいですが、話すとなると瞬発力が要りそうです・・