駆け抜けろ!「走る」と一緒に使う前置詞たち 前置詞4
家から出ない日が続いていますが、今回はあえて「歩く」や「走る」といったどこかへ向かうときに使われる前置詞を集めてご紹介します!
来たばかりの時から気になっていたカフェはずっと休業しています。楽しみにしていたジャズライブも中止になりました。
非常に残念ですが、我慢した分だけ終息した時の楽しみが何倍にもなることでしょう。
今のうちに、行きたいとこ・したいことリストを充実させようと思います!
今回ご紹介する前置詞
- från
- till
- mot
- genom
字面だけで、英語と似ているものはなんとなく予測できそうですよね。
全く違うものもありますし、前回の「på」みたいに英語の前置詞とイコールにならないものもあります。
från
まずは「från」、英語の「from」と同じように「~から」という意味です。
「springer från~」は「~から走る」=「~から逃げる」になります。
例文からサスペンスの匂いがしますね・・・!!
「fråm」といえば、疑問詞を使った疑問文を学習したときにご紹介したこちらの例文は重要です。
Var kommer du ifrån?(あなたはどこから来ましたか?)
Jag kommer från Japan.(私は日本から来ました。)
今のところ一人で黙々と勉強している私ですが、初対面の人と接する機会があれば使う機会がありそうです。
ちょっと話はそれますが・・・
こちらに来てから、スウェーデン人の方とはずっと英語でコミュニケーションをしています。(まあ、そんなに話す機会は無いんですが・・・)
友人、というよりかはお世話になった偉い人という感じなので私のスウェーデン語の練習相手になってもらうのは気が引けます。引けまくりです。
なんとかしてアウトプット量を増やしていきたい。
till
続いては「till」、目的地を表すときに使われます。
例文では「アヒルが少女のところまで泳いでいく」というイメージですが、「<目的地>に」を強調したくて無理やり訳したら変な日本語になりました。
自然な日本語って難しいですね・・・
もう一つ例文を。
「今日レストランに行く」というときは
Jag åka till restaurangen i dag
となります。
「åka」は「行く」という意味の動詞ですが、「går」が「歩いていく」という意味なのに対し、「åka」は「(電車や車などを使って)行く」という意味です。
なので、「東京から大阪まで行く」といいたいときには
Jag åka till Osaka från Tokyo.
が正しいことになります。普通は。
歩いたらどれくらいかかるんでしょうね。
この「till」は「från」とセットで覚えましょう。
また、前回の「på」のように、上記以外の意味での使われ方もあるようです。
一つ目の例文は「~のために」という意味です。英語では「for」ですね。
二つ目は、日本語は「~に」、英語でも「for」ですが、意味としては「(朝食)として」という感じでしょうか。
私の残念な国語力では、この使用例を簡潔な日本語で表すのが難しく、申し訳ない!
なんとなく「この時はこの前置詞」という感じになってしまいますが、なるべくいろんな種類の例文に触れて感覚を掴んでいきたいです。
幸い、“例文”は身近に腐るほどあるので・・・
mot
続いて「mot」。「~に向かって」という意味です。これは日本語でも英語でも、訳がわかりやすいですね。
「till」が目的地まで到達することを表しているのに対し、「mod」は到達はしていなくてもそこに向かっていればいい、って感じでしょうか。
トナカイはピンチですね。
genom
最後は「genom」、英語の「through」、日本語だと「通じて」になります。
そのまま「通じて」と訳すと、また変な日本語になってしまうのですが「går genom」「springer genom」ならイメージ付きやすいですね。
「Duolingo」に登場した例文をそのままピックアップしたのですが、なぜかみんなレストランに集まる感じの例文でした。
今回のまとめ
- 「(出発地)から(目的地)まで」は「från(出発地)till(目的地)」
- 「till」には「~のために」、「~として」という意味もある
- 「mot」は「toward」、「genom」は「through」
- 「går」は「歩いて行く」、「åka」は「乗り物に乗って行く」